《ようこそ》あなたが輝けば、子どもも輝く。日常のささやかな幸せを一緒につないでいきましょう。

《いつでも使える!》2025年最新:子育て支援ガイド~2026年開始「こども誰でも通園制度」についても徹底解説~

子育てをしているなかで、

「気づけば今日も、子どもと2人きりだったな…」
「うちの子、他の子と比べて大丈夫なのかな?」
「誰にも気を使わず、のびのび遊ばせられる場所があればいいのに…」

そんなふうに感じるのは、あなただけではありません。
そんなあなたのすぐ近くに、気軽に立ち寄れる安心の場があるのをご存じですか?

それが、「児童館」や「子育て支援センター」など、全国にある公共の子育て支援施設です。
また、朗報として2026年からは就労を問わず誰でも利用可能な「こども誰でも通園制度」が始まります!

各施設や支援の特徴を知り、子育ての不安を解消したり、子どもとの生活にちょっとした楽しみをプラスしていきましょう。

この記事では

・全国にある「だれでも利用できる公共の子育て支援施設」をわかりやすくご紹介します。
どんな時に?どこを利用したらいいの?そこにどんな職員がいるの?そんな疑問に応えながら、初めての方でも安心して利用できる情報をまとめました。
いつでも利用できる施設ばかりなので、あなたの子育てに“地域のあたたかさと子育ての”楽しみ”が加わることでしょう。

全国にある子育て支援施設とサービス 

全国の市区町村に設置(民間委託あり)されている、誰でも利用可能な施設をまとめました。
この中の施設でも、特に普段から足を運べる場所(太線)を、ピックアップして解説します。

利用したい目的向いている施設・サービス
子どもを安心して遊ばせたい。(雨の日も遊びたい)子育て支援センター(0~3歳)
児童館・児童センター(0~18歳)
育児の相談をしたい子育て支援センター(0~3歳)
児童館・児童センター(0~18歳)
発達が気になる発達支援センター(0歳~18歳)
病気の子どもを預けたい病児・病後児保育(病気の回復期で集団生活を送れない生後数か月~小学生まで)※市区町村によって受け入れ年齢に違いあり
保護者の病気や出産、冠婚葬祭など、緊急的に保育が必要になった場合一時預かり保育※有償
2026年「こども誰でも通園制度」へ(生後6ヶ月から3歳未満)
一部ですでに運営開始中。
24時間保育 ※一部の市区町村にあり。有償
子育てや生活に不安がある子ども家庭センター(妊娠出産前後~18歳、本人も)
※旧:子育て世代包括支援センター、名称が市区町村で違う場合も
お迎えの依頼、ちょっと子どもを預かってほしい、など日常のお手伝いファミリーサポート・センター
子育てに悩んだ時に、専門的アドバイスが欲しい児童相談所(0~18歳未満)

1. 児童館・児童センターとは?

◆どんなところ?

0歳から18歳までの子どもたちとその保護者が自由に利用できる施設です。
室内で安心して遊べる場、居場所を提供してくれる、地域に根差した施設です。

◆どんなことができるの?

➡️未就園児と保護者が過ごせる「親子ひろば」
主に午前中に絵本読み聞かせや手遊び体操、遊び場の提供など。年齢別開催で親子の子育て仲間づくりなども。

➡️小学生~中高生向けの遊び・居場所の提供
主に放課後、運動や遊びの提供や企画。学習場所の提供など。
(場所によっては…)
・下校時に親が不在のお子さんを児童館下校、一時預かり
・夏休みに申請したらお弁当持参で1日遊んでOK など
👆内容は各児童館によって違います。直接お問い合わせ下さい。

➡️開館時間内なら、おもちゃや絵本、運動遊具などの自由使用 
赤ちゃんのおもちゃから、小学生以上向けのボードゲームまで、たくさんの遊びが提供されています。

➡️季節ごとのイベント(七夕会、工作教室など)
申込制が多いですが、月ごとにイベントがあり、無料がほとんど。
特別な工作などでは材料費だけかかることもあります。(100円~300円など)

➡️子育て相談(簡単な悩みやアドバイス)
ちょっとした世間話や相談も気軽にできます。

◆どんな職員さんがいるの?

  • 児童厚生員(遊びや子ども支援の専門職。保育士資格を持つ人も)
  • 保育士・社会福祉士が常駐している施設も
  • 子どもとの関わりを熟知したベテラン職員も多く、相談しやすい雰囲気

◆全国にあるの?

全国各地にあります。
自治体によって「児童館」児童センター」「子どもセンター」「子ども広場」など
親しみやすい独自の名称をつけている場合がありますが、役割は同じです。

2. 子育て支援センターとは?

◆どんなところ?

主に就学前の子どもと保護者が対象。保育園などに併設されていることが多い。
未就園児と保護者が自由に遊んだり、保育士に育児の相談ができる場所です。
妊娠中から育児中まで幅広い支援を行う拠点で、親同士の交流の場にもなっています。

◆どんなことができるの?

➡️子どもを遊ばせながら他の親との交流
児童館同様、たくさんのおもちゃ、遊び場の提供。児童館より未就園児に対象が絞られている分、月齢に合わせたおもちゃが豊富です。

➡️保育士など専門職による育児相談
子どもと遊びながらなので、自然とリラックスした雰囲気で、世間話含めた相談など、カジュアルに話がしやすいです。 

➡️子育て情報の掲示やチラシ配布
様々な自主「子育てサークル」のチラシが置いてあることも。
「アトピー子サロン」「ベビーマッサージ」「親子ヨガ」など

➡️地域の保育園や相談機関などの紹介
どこに?どう相談していったらいいか?分からない時も、状況に適した機関の紹介をしてくれます。

◆どんな職員さんがいるの?

  • 保育士
  • 支援員…子育て経験者のサポートスタッフ(ママサポーター)も
  • 他の施設との連携…企画内容によって看護師や保健師がいることも

◆全国にあるの?

すべての市区町村に最低1か所は設置が進められています。
名称は「地域子育て支援センター」「子育て世代包括支援センター」「子育てサロン」など地域により異なります。

3.ファミリーサポート・センターとは?

◆どんなところ?

地域の子育てを、住民同士で助け合う「子育て応援の仕組み」です。
育児の手助けをしてほしい人(依頼会員)と、サポートできる人(提供会員)をマッチング。
送迎や一時預かりなどの支援を有償で行います。

◆どんなことができるの?

➡️保育園の送迎や、放課後の一時預かりなどを依頼できる
働いている人だけでなく、ちょっとした用事のときにも使えるのが魅力。

➡️支援内容・時間帯に応じた報酬で、地域の人がサポート
30分300〜500円程度が相場。親しみやすい地域の人が見てくれる安心感があります。

➡️事前登録と面談が必要
いきなりの依頼はできないため、余裕をもって登録・マッチングしておくのが安心です。

◆どんな職員さんがいるの?

  • 依頼会員(子育て家庭)
  • 提供会員(子育て経験者などの地域住民)
  • 調整スタッフ(自治体または委託団体)

◆全国にあるの?

ほぼすべての市区町村に設置されています。
「ファミリーサポートセンター」という名称で、市役所・子育て支援施設・保育所などと連携して運営されています。

2026年 「子ども誰でも通園制度」 始まります!

保護者の就労状況に関わらず、生後6ヶ月から3歳未満の子どもが誰でも保育所などを利用できるようになります。


利用時間や利用料については、こども家庭庁が月10時間を上限に補助する方針を示しており、自治体による独自の上乗せも可能となっています。
各市区町村で現在運用について整備中かとおもいますので、お住いの地域の最新情報を確認してみましょう。

誰もが気軽にリフレッシュできる制度が始まります。ぜひ上手く利用していきましょう

各施設の利用方法と探し方

◆利用方法は?

  • 原則無料(一部講座やイベントは材料費のみがかかる場合あり)
  • 予約が必要な場合もあるので事前確認がおすすめ
  • 初めてでもスタッフが案内してくれるので安心です

◆探し方

  • 自治体の子育て支援課・福祉課などのHP
    (分からない時は遠慮なく問い合わせましょう)
  • ○○市 子育て支援センター」などで検索してみましょう

おわりに:ひと休みする場所に…


「子育ては、社会全体でおこなっていくもの~」

こういった考え方が広がってきてはいますが、毎日の家事や育児の中ではなかなか時間が取れず、家にこもって子どもと必死に毎日を過ごしている…。社会にふれたいけれど、そんな余裕が全くない…。自分の時間だって取れない。そんな方が多いのではないでしょうか?

一度、ちょっと力を抜いてみませんか?

家事を一休みして
掃除を一休みして
一歩外に足を踏み出してみませんか?


あなたの地域にも、必ず気軽に立ち寄れる場
あなたの心に寄り添ってくれる場所があります。

子どもと一緒に、安心して過ごせる場所を見つけたり、少しでもあなたが心地よい居場所を広げていって下さい。
あなたの子育ての荷物を、ほんの一瞬でも置いて、休める場がありますように~と願いを込めて。

👉次回は、「《困った時に!》最新:子育て支援活用ガイド~発達・病気・困りを解決~」をお伝えします。

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    保育士 MIMA

    大学で福祉全般を学び、児童指導員や保育士歴18年目、3児の母。 学生時代からキャンプの運営やグループワークを実践し、ボランティア活動では、障害のある方や少年院で生活する子どもたちなど、大人から子どもまで幅広い人たちと交流。失敗を重ねながらも『一人ひとりが輝くために大切なこと』を学び、実践。”ベテラン風新人”をコンセプトに、学ぶ姿勢を持ち続けたい!と、現在も保育園保育士として子どもたちに向き合い続けています。